2018年07月19日

悲しみに向き合う

そして、今、新しい命を授かりました。
流産や切迫早産もあり、もう無理なのかもしれないという不安は今でもあります。
本当に健康に生まれてきてくれる事は奇跡なのだとおもいます。
赤ちゃんが産まれてくる前に、悲しみに向き合っていた時間を忘れないように、心に留めておきたいと思います。
posted by 口腔外科画家 at 07:31| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月17日

あの子が私にしてくれたこと

私は救急救命のライセンスを取得していましたが、1ヶ月間NICUで過ごしていると、スタッフ同士のやりとりを耳にし、もっと学ばなければと思いました。そこで、ライセンスのレベルアップをし、AED講習のボランティアに参加しました。
ある日セミナー会場に向かう途中の駅で倒れている女性がいて、即現場に向かうことができました。自信が付いたということもありますが、それまでの私だったら、「冷静な判断ができなくて後で責められたらどうしよう、人手が足りているようだし、余計なお節介かも・・・。セミナーに早く行かなきゃ」とか自分の都合を考えていたと思います。でも、今は、たとえ助けてあげられなくても、その人の目線にかがんで体をさするだけでも救われるのだから、行こう!と思えます。

また、入院中、とてもお世話になったマクドナルドハウスという施設がありました。病気の子供や家族をサポートする施設です。微力ではありますが寄付やチャリティ(万年筆クラブの似顔絵等)協力をさせてもらっています。

意識をすれば助けが必要な人はたくさんいます。自分の都合で避けてきた事の多さに気付きました。
私はあの子に、まともな人間にしてもらったのだと思います。
posted by 口腔外科画家 at 00:06| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月16日

私には必要だった決断

赤ちゃんが亡くなった後、医療スタッフから解剖の話がありました。聞きながら「絶対させない」と思っていましたが、個室で二人になった時、二人で過ごした11ヶ月間を振り返りました。これから同じような経験をするかもしれない母子のために、この子がどれだけ辛い思いをして命と向き合ったかを証明するために、お願いすることにしました。今思えば、驚くほど冷静だったと思います。いろいろな意見はあると思います。ただ、私としてはそうして良かったと今、思います。

医療チームは本当に私たちに寄り添ってくれました。最後にあれをやりたかったとか、そんな後悔は一つもありません。最後まで私たちを見届けてくれました。そのことに同じ医療者として感銘を受けましたし、私を立ち直らせる力になりました。

結果は突然変異によるもので、世界的に200例しかないといわれている病気でした。運命だったとしかいえず、病理結果を見て、苦しかっただろうと辛くなりました。でも本当は生まれてくることもできなかったのかもしれない。たとえ、短い期間でも、この家族ならあたたかい愛情に包まれると信じて神様が抱っこさせてくれたのかもしれない。そう、思えるようになりました。

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posted by 口腔外科画家 at 23:33| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする